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海外移住をきっかけにミニマルな暮らしに少しだけ近づけた私の9つのキーポイント



海外に移住することは、モノを減らす絶好のチャンス

日本で構築して来た多くの「モノ」で溢れた生活から離れて、海外新天地へ発った5年前。

それをきっかけに、私はミニマルな暮らしに少しだけ近づくことができました。

それを可能にした9つのキーポイントを紹介します。

 

1. スーツケース1つでの出発

 

旅行に出かける際に、必要以上のものを持っていって後悔した経験はありませんか?

旅行も移住も同じです!最初の荷造りが肝心です。

5年前、私は最小限の荷物で新しい生活をスタートすることを心掛けました。

現地調達できるものは持参しないようにしました。

なければ生活に困るほどのものであれば、後から送ってもらうこともできます。

意外となくても全然平気という場合が多いです。

また、こちらカナダの家は家具付きでお部屋や家を貸し出すところが結構多いので、

身の周りの物だけで身軽に入居することができます。

家具はなくても、少なくとも洗濯機、乾燥機、冷蔵庫や電子レンジ付きのところがほとんどです。

私は、最初の1年間で4回引っ越しました。

公共のバスを移動手段に引っ越しを繰り返しました。

旅人のレベルですね。

自分の直感を信じて、いつでも動ける体制を取れるように身軽さを常に心掛けました。

行動をすぐに起こしやすい状況を自ら整えることで、

チャンスがきた時に掴みやすいと思います。

 

2. そもそも買い物をしない

 

海外で学生としてスタートしたこともあり、

こちらに来て物を買うことが本当に少なくなりました。

日本では、買いたいものだらけです。

しかも安い価格で手に入ってしまいます。

こちらカナダは、まず物価が高く、

私のストライクゾーンに入ってくるものがあっても値段が高い、

マーケティングがイマイチなのか買うに至るまでの購買意欲をイマイチそそられません。

必要なもの、ときめくもの、実用性のあるものだけに限定して物を買うように心掛けています。

(コンマリさんありがとうございます!)

また、ココ!という家に落ち着くまでは物を増やさないと決めています。

それまで常に引っ越すことを想定して暮らしていたので、

物を余計に買うことはありませんでした。

必然的に、モノを買う頻度が圧倒的に減りました。

 

3. アナログからデジタルになる

 

日本では完全なアナログ派でした。

2012年の当時、スマホすら持っておらず、パカパカの携帯を使っていました。

ただ、海外でスマートに暮らそうとすると必然的にデジタルにならざるを得ません。

海外の新しい場所での移動には、Googleマップが必須です。

家探しも全てオンラインでした。

仕事でもプライベートでも、デジタルに転換することにより、随分身軽になりました。

写真や動画を見る分には、オンラインでどこでも取り出して楽しむことができます。

欲しいモノがあれば、オンラインでいつでも買えます。

いつでも手に入るなら、今じゃなくてもいいかも?と買う前によく考えるようになりました。

パソコンや携帯一つで情報にアクセスできるので実際の「モノ」を所有する必要性を少なく感じ

るようになりました。

 

4. 所有からシェアリングへ転換する世の中の波に乗る

 

これは海外に限らず、世の中全体がそういう方向に向かっている傾向があります。

家もシェア、車もシェア、子育てもシェア、モノもシェア、働く場所まで

なんでもシェアできるようになってきています。

シェアすることで、必要なときだけ活用できるので、

投資目的や長期利用でない限り、所有よりも賢い選択肢なのかもしれません。

 

5. 所有するモノを寄付する・売る

 

以下、海外に来て私がモノを減らすのに活用した方法です。

・ご近所さんや知り合いに譲る

・スリフトショップに寄付する

・衣服類は街角に点在するドネーションボックスへ寄付する

・ガレージセールで譲る、売る

・Let goなどのアプリで売る

・CraigslistやKijijiで譲る、売る

・日本の現地コミュニティー掲示板を利用して譲る、売る

こちらでは、モノ、お金の寄付精神が浸透しています。

状態の良いものであれば、どんどん寄付していました。

オンラインコミュニティーも大いに活用しています。

私は利用したことがありませんが、質屋さん(Pawn shop)も中古品を購入してくれるそうで、

地元の人の穴場のようです。

 

6. Less is moreの考え方を体感し、理解する

 

直訳すると「少ない方が、豊か」

一度海外に出てミニマルな荷物で暮らしたことによって、

身をもってその考え方を理解することができます。

モノが少ないと大切なこと、重要なことが明確になります。

すぐに行動を起こしやすく、精神的、物理的な身軽さがクセになってきます。

掃除や収納も楽なので、家事にかかる時間を短縮でき、

大切なことに時間を使うことができます。

整理整頓もしやすいので、何をどこに置いたか迷う時間をカットできます。

モノが少ないと、空間も広くなります。

まさにLess is more。

身をもって体感するのが一番です。

 

7.「モノ」よりも、体験や学び、

人との繋がりへとお金の使い道が劇的にシフト

 

海外にいることで体験や経験が一番価値のあるものへと

劇的に意識が変わりました。

物質的豊かさよりも、体験や人との繋がり、学びへとお金の使い方がシフトしました。

そうなると、自然と物質的な「モノ」にお金を使う頻度が減っていきます。

 

8. モノを買う時は、特別な人やお世話になっている人を思い浮かべる

 

7. とも関連しますが、自分にご褒美を買うこともありますが、もっといいのは誰かのために。

当たり前ですが、

ささやかながらの感謝の気持ちや思いやりを表現する意味で、贈り物をします。

こっちにきて多くなったのは、花束やブーケのプレゼント。

誰も知り合いのいない海外に一人で来て、たくさんの人と出逢いました。

胸が熱くつまるなるような素晴らしい出逢いがいくつもありました。

誰も知らないところから、

どんどん特別な存在になっていく誰かと出逢えたという巡り合わせには、感謝しかありません。

感謝の気持ちを表現することは人生を豊かにすると思います。

 

9. 物の少ない、整理整頓・きれい好きなパートナーと出逢う

 

一緒に暮らして行くパートナーの傾向やモノに対する考え方は大事ですね。

相手が自分よりも物が少なく、キレイ好きなら自分が見習う立場になります。

こちらで出逢った彼(現在、夫)は、整理整頓もしっかりしていて、キレイ好きで清潔。

こんなにモノが少ない人は初めてです。

意識はしていないけれど、ミニマリストの傾向があるという度合いでしょうか。

かと言って人のことはとやかく言わない、

モノを少なく暮らしたい私にとっては、たまたまなんとも理想的な人と巡り会いました。

彼から学ぶことは多く、ロールモデルとして日々見習っています。

 

たくさん書きましたが、今後家族ができたりすると、

そうもいかないのではないかなぁと思ったりもします。

でも、今の内にケセづけておけば基本継続していけると思います。

海外に移住したことで、モノを少なく暮らすことができたキーポイント9つ。

ぜひ参考にしてみてください。

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